それはNZ本来の森にご案内することです!
今から約1200年前、先住民マオリ族が始めてNZに到着するまでこの地は、古くはゴンドアナ大陸時代の森林をそのままに残す緑豊かな森に覆われていました。
森林伐採が開始されたのはマオリ族がこの地に訪れたころからですが、多神教の教えを宗教観として持つ マオリ族は、森の神(タネマフタ)、海の神(タガロア)、空の神(ランギオラ)への畏敬の念から、
抜本的な伐採にまでは至りませんでした。
従って、NZの伐採が本格的に開始されたのは約1800年頃、主に英国からの開拓者がこの地にきてからでした。
彼らは森に入り巨木を伐採しました。海ではクジラの乱獲が始まりました。
そして、川では金を取るため、川の地形を変えていきました。
特に森では、巨木を伐採した後に火をつけ禿山にし、芝生を植え、国土をどんどん牧草と化してゆきました。
そしてついに国土の約80%は伐採されてしまい、人類がこの地に到着するころのNZとは全く違う風景に変えてしまいました。
NZにこられる旅行者の方々の持つこの国の印象は、「とても自然のきれいなところ」とよく言われます。
が、NZ本来の原生の森はいまや国土の20%しか残っておらず、 殆どの方々はNZ本来の森の姿を見ることなく帰国されてしまいます。
特に北島の観光ルートとして代表的な、オークランド、ワイトモ、ロトルア周辺で原生の森は殆どなく、結果、牧草地に牛、羊、といった風景を「NZの自然」と思われます。
けれども、牧草地や牛、羊といった風景は、NZ本来の原生の森が伐採された後に、主に英国からの開拓民らによって作られた人工の姿なのです。
ナビは、国土の20%しか残っていないNZ本来の姿こそをご案内することにテーマをおいて活動しています。
原生の森には、蜂蜜で有名なマヌカの植物、55Mにも成長するカウリと呼ばれる巨木(日本ではナンヨウスギとして紹介されています)、200種類以上にも及ぶシダ植物などが生息しています。
又、古くはゴンドアナ大陸時代から生息するキーウイバードや飛ぶ能力を失ったタカへやカカポやプケコといった珍しい鳥も生息しています。
森の中では様々な動植物が共存しあいながら生息をしている様子を実感することができます。
それは昨今、我々人類がまだ理解しきれていない価値観で、原生の森や自然から学ぶことはとてもとても多いと思います。
是非、折角NZに来られるのなら、NZ本来の姿を体感する日を一日は作って頂ければと思います。そして、自然を保護してゆくことの大切さを認識して頂ければと幸です。
2014年、NZ政府は、外来種のひとつ松の木(Radiata Pine)の植林に大きな予算を投入しました。これら松の木は、トイレットペーパーやティッシュの材料になってゆきます。成長がとても早くすぐにお金になるのが魅力です。
が、成長が早い分、水分を多く吸収するため、その他の生植物の成長を妨げます。
北島をバスで移動していると、松林がたくさんでてまいります。
旅行者の方々は、「とてもきれいな松林」、といって喜ばれます。
NZの森の伐採はまだ終わっていないのです。
Dai Ikeda
今から約1200年前、先住民マオリ族が始めてNZに到着するまでこの地は、古くはゴンドアナ大陸時代の森林をそのままに残す緑豊かな森に覆われていました。
森林伐採が開始されたのはマオリ族がこの地に訪れたころからですが、多神教の教えを宗教観として持つ マオリ族は、森の神(タネマフタ)、海の神(タガロア)、空の神(ランギオラ)への畏敬の念から、
抜本的な伐採にまでは至りませんでした。
従って、NZの伐採が本格的に開始されたのは約1800年頃、主に英国からの開拓者がこの地にきてからでした。
彼らは森に入り巨木を伐採しました。海ではクジラの乱獲が始まりました。
そして、川では金を取るため、川の地形を変えていきました。
特に森では、巨木を伐採した後に火をつけ禿山にし、芝生を植え、国土をどんどん牧草と化してゆきました。
そしてついに国土の約80%は伐採されてしまい、人類がこの地に到着するころのNZとは全く違う風景に変えてしまいました。

が、NZ本来の原生の森はいまや国土の20%しか残っておらず、 殆どの方々はNZ本来の森の姿を見ることなく帰国されてしまいます。
特に北島の観光ルートとして代表的な、オークランド、ワイトモ、ロトルア周辺で原生の森は殆どなく、結果、牧草地に牛、羊、といった風景を「NZの自然」と思われます。
けれども、牧草地や牛、羊といった風景は、NZ本来の原生の森が伐採された後に、主に英国からの開拓民らによって作られた人工の姿なのです。
ナビは、国土の20%しか残っていないNZ本来の姿こそをご案内することにテーマをおいて活動しています。
原生の森には、蜂蜜で有名なマヌカの植物、55Mにも成長するカウリと呼ばれる巨木(日本ではナンヨウスギとして紹介されています)、200種類以上にも及ぶシダ植物などが生息しています。
又、古くはゴンドアナ大陸時代から生息するキーウイバードや飛ぶ能力を失ったタカへやカカポやプケコといった珍しい鳥も生息しています。
森の中では様々な動植物が共存しあいながら生息をしている様子を実感することができます。
それは昨今、我々人類がまだ理解しきれていない価値観で、原生の森や自然から学ぶことはとてもとても多いと思います。
是非、折角NZに来られるのなら、NZ本来の姿を体感する日を一日は作って頂ければと思います。そして、自然を保護してゆくことの大切さを認識して頂ければと幸です。
2014年、NZ政府は、外来種のひとつ松の木(Radiata Pine)の植林に大きな予算を投入しました。これら松の木は、トイレットペーパーやティッシュの材料になってゆきます。成長がとても早くすぐにお金になるのが魅力です。
が、成長が早い分、水分を多く吸収するため、その他の生植物の成長を妨げます。
北島をバスで移動していると、松林がたくさんでてまいります。
旅行者の方々は、「とてもきれいな松林」、といって喜ばれます。
NZの森の伐採はまだ終わっていないのです。
Dai Ikeda